教育

福島県の受験事情

フリーライターの小林拓矢(コバタク)が自身の出身地である山梨県の高校受験について書いている*1ので、わたしも福島県の高校受験事情、それも大学受験を視野に入れた高校受験について書いてみることにする。わたしは高校を卒業してはや7年が経とうとしてい…

公教育の自死と「受験」の経済活動化

毎日.jp『学習塾費用:東京都が融資、無利子で低所得世帯に−−格差解消狙う』東京都は中高生が受験のために通う学習塾費用を、低所得者世帯に無利子で貸し付ける制度を始める。保護者の経済力によって生じる恐れのある教育格差の防止を目指す全国初の取り組み…

進学校野球部員にドラフト指名

『びっくりドラフト 楽天1巡目の札南・寺田指名 「本当?」校内大騒ぎ』(北海道新聞)道内の高校球児が相次いで夢のプロへの扉を開き、北海道日本ハムファイターズは高校球界屈指の強打者中田翔選手(18)=大阪桐蔭=の交渉権を獲得した。三日、東京で…

子どもが殺される

私が中学1年生のときである。恐らく入学したばかりの1学期だったと思う。学校から配布されたアンケート用紙にこういう趣旨のことが書かれていた。「どうすればいじめがなくなるか」。「やられたらやり返せ。目には目を、歯に歯を」という旨のことを書いた。…

(高校未履修問題・その2)生徒を数字でしか認識できなくなった教師たち

全国高校でのいわゆる「履修漏れ」問題について、私は先の記事で「大学受験に必要ない科目は廃止せよ」と提言した。これは当然皮肉である。社会哲学者・仲正昌樹よろしくの――そしてもともとは、フリードリヒ・シュレーゲル(Friedrich Schlegel)をはじめと…

(高校未履修問題・その1)無駄な科目はとっとと廃止せよ

「大学に合格するのって悪いことですかあ?」――村上世彰が企業ではなく、学校の経営者だったら、こう言うことだろう。文系大学に進学したいならば、私立であれ国公立であれ、高校時代に世界史、日本史、地理(地歴)の中から2つも履修するのは非常に無駄であ…

教育論と日本の「世間」批判から

YOMIURI ONLINE 「駒大苫小牧の処分、高野連が9月決定の見通し」*1駒大苫小牧高校野球部の部長(27)が、3年生部員に暴力を振るったとして謹慎処分になった問題で、北海道高校野球連盟(道高野連)は23日朝、同校の篠原勝昌校長から電話で、不祥事につ…