Tokyo saralymen equal shit.

千代田線が止まるのは、いつだって私が西日暮里から乗ろうとするときだ。最悪だった05年7月*1のときも、やはり私は西日暮里から千代田線に乗ろうとしたところで、動かなくなった。午後11時ちょっと過ぎのことである。

このときの悪夢が甦り、今回は難を逃れて日暮里から京成線に乗って帰った。拙宅は京成線の駅も利用できるのである。

それにつけても、げに浅ましきは東京のサラリーマンどもである。千代田線電車から降ろされた乗客が改札口に集中するのは詮なきことだとしても、駅員に向かって上げる怒号の愚劣さと言ったら、筆舌に尽くし難い。

「対応が悪いんだよ!」そりゃ確かにそう思うが。「コッチは急いでんだよ!」そりゃテメェだけじゃねえだろうが。

こういうとき、駅員は恐らく努めて(冷静ではなく)淡々と処理することがマニュアル化されているのだろうが、そういう態度がますます中年男性の神経を逆撫でするものと思われる。まことに滑稽である。

なお、スイカパスモなどのストアード・フェア(SF)カードを用いて、他社路線に乗り継ぐべく自動改札を通ってしまった場合、電車が動かなくなったなどの理由で同じ駅の改札をくぐり直すことは、有人改札以外では不可能である。今回の西日暮里においてもそうした事情が、混乱に拍車をかけたものと予想される(私も高田馬場からスイカで乗ってきた)が、だからといっていい歳したオッサンが怒号を上げていいことにはならない。

一番賢いのは、自動改札が通せんぼするのを無視して、無理やり改札をくぐり直して別の路線経由で帰途に着くことだった。そうしている人もいるにはいた。スイカパスモの処理については、降りる駅の窓口で行ってもらえばよいだけの話である。私もそうした。日暮里駅で京成の駅員から振替乗車券を貰った。

このたび千代田線及び常磐緩行線が止まった理由は、松戸−柏間で常磐快速線が人身事故を起こしたからだそうだ。実は千代田線は、今日の午前中にも表参道駅で人身事故を起こしている。飛び込み自殺だそうだ。

東京では鉄道の人身事故は日時用茶飯事である。飛び込み自殺もまた然り。中年男性の自殺者が増えてきていることも、よく知られている。自殺した人は、あのとき怒号を上げていたサラリーマンの仲間であろうか。

日暮里の京成線ホームは、千代田線及び常磐快速線に乗るはずだった人たちが殺到していた。

何とか座席を確保した私は、鮨詰めにされる人たちの顔々を眺めながら、サラリーマンにはなりたくねえなと思った(元よりなるつもりはなかったけれど)。帰宅時間は、翌午前0時を回っていた。予定より1時間余計にかかった。

警視庁特殊班捜査員が飛び込み自殺(nikkansports.com)

21日午前10時20分ごろ、東京都港区北青山3丁目、東京メトロ千代田線表参道駅の1番線ホームから男性が飛び込み電車にひかれた。男性は約1時間後に死亡が確認された。

警視庁赤坂署の調べで、男性は東京都町田市野津田町、警視庁捜査1課特殊班(SIT)の戸ノ岡範夫巡査部長(40)。運転士らの目撃情報から、赤坂署は自殺とみて詳しい状況や動機を調べている。

戸ノ岡巡査部長は誘拐や立てこもり事件などを扱う特殊班に約7年在籍。21日は当直明けで午前10時ごろ退庁していた。

警視庁では、8月20日に起きた立川署巡査長による女性射殺事件を受け、職員の生活実態を把握するため警部補以下の全職員を対象に面接を実施。捜査1課によると、戸ノ岡巡査部長の面接は8月下旬にあったが、特別悩んだ様子はなかったという。

東京メトロによると、千代田線は一時全線で運転が止まり、約1万6000人に影響が出た。[2007年9月21日18時16分]*2