ZPサート(元DRAGONFORCE)約1年の沈黙破りスタジオ入り

昨年(2010年)3月にイギリスを地盤とした多国籍バンドDRAGONFORCEを脱退した南アフリカ人のZPサート(ZP Theart)が、まだ名前のないプロジェクトのためにスタジオ入りしたことが、明らかとなった。但し、ZPサートは友人たち完全に新しい「グループ」を作り、彼らと新曲を書いていること以外は、この「プロジェクト」がバンドなのかそれとも本当に単発のプロジェクトなのかも含め、詳しいことはまだ明らかにされてはいない。

ZPサートのDRAGONFORCE脱退については、当ブログにおいても既報である(2010年3月9日付)。また、同バンド後任のシンガーの加入についても、すでにこのブログでは報告した(2011年3月3日付)。

本当に「音楽性の相違」という理由でDRAGONFORCEを脱退したのだとしたら、正直、彼を看板にしたソロプロジェクトが成功するのは難しいと思うなあ。

わたしも含めて、バンドをすでに脱退しているにもかかわらず彼の動向をフォローするような人々は、まず間違いなくDRAGONFORCEのような音楽のファンなわけで、基本的には彼にもDRAGONFORCEと同じような曲を期待している。ところが「音楽性の相違」で脱退している以上、DRAGONFORCEと同じような曲を演奏することはまずないであろう。おまけに、バンド公認ファンサイトによれば彼はBON JOVI、SKID LOW、POISON、MOTLEY CRUEといったバンドが好きらしいので、もし彼がこういったバンドに影響された新曲を作ったとしたら、少なくともわたしは興味を持てないであろう。

おまけに、彼自身にバンドやプロジェクトの看板になれるほどの歌唱力があるとも思えないし。

まあ、BON JOVIやSKID LOWライクな曲だとしても、出来がよければ、また話は別なんでしょうけど、それもあんまり期待できないと思うしねえ。

ちなみに彼は、東北地方太平洋沖地震が発生した3月11日の翌日に、自らのフェイスブック上で、なんと日本語で(但しローマ字で)哀悼のコメントを出している。"Sekai de ichiban sukina basho no Nippon no izure ka no hitobito to kokoro kara aitō no i!"(世界で一番好きな場所の日本のいずれかの人々と心から哀悼の意!)(コチラ)。うーむ、被災地出身者として、これには好感が持てる。

まあ、彼のレコードを手に入れるかどうかは発表されてから決めるとして、とりあえず彼の動向は追い続けたいと思います。


DRAGONFORCE "Disciples Of Babylon" (in Valley Of The Damned)--ZPサートが単独で作詞を担当した唯一の曲(作詞作曲を単独で担当した曲も、作曲を単独で行った曲も、一つもない)

ちなみに今回の投稿をもって、このブログの記事件数は200件に達した。