メタれ、メタれば、メタルとき

ブラジルのヘヴィメタルバンドANGRAが、2001年12月15日に本国はサンパウロで行ったライヴを収録したDVDである。通常税込5,040円のところ、期間限定で2000円*1、しかもセブンアンドワイでは更に値引きされて税込1,801円だったので、飛びついて購入した。しかも届いたのが12月25日だったから、ささやかなクリスマスプレゼントみたいなものかしら。

同じライヴを収録したCDは持っているのだが、いかんせんブラジル人がブラジル人が大半を占めると思われるオーディエンスに対して行うMCは当然ポルトガル語なので、音声だけでは何を言っているのかさっぱりわからなかった。DVDでは日本語と英語の字幕がついているので、彼らが何と言っていたのか、やっとわかった。

それにしても、ライヴの一番最後の曲に、どうして他人の曲(IRON MAIDENの"The number of the beast")を持ってきたのだろうか。確かにヴォーカルのエドゥ・ファラスキはIRON MAIDENのオーディションを受けたことがあるけれど、つまりこの曲は文字通りオマケということか。とは言え、わたし自身は今のところこのバンドの最高傑作は、このライブツアーのあとに発表した『Temple of shadows』(2004年)だと確信しているので、それの収録曲を含まないこのライヴのハイライトは、実はこのカヴァー曲だったりして(苦笑)。

最近よくライヴDVDを買う。

KAMELOT/One Cold Winter's Night [DVD]

KAMELOT/One Cold Winter's Night [DVD]

ノルウェー人ロイ・カーンがヴォーカルを務めるアメリカ産のヘヴィメタルバンドKAMELOTが、カーンの本国の首都オスロで2006年に行ったライヴのDVDである。相当気合を入れて撮影したものらしく、その演出、映像美は一見の価値がある。わたしは中古で購入した。

それにしても奇妙なのは、ノルウェー人がノルウェー人たちに対して行うMCがどうして英語なのかということだ。ところどころノルウェー語が入るのだが、基本的にはほとんど英語である。それについてはちょっと興味深いので、稿を改めて言及したい。